WordPress初心者でも安心!functions.phpの使い方と注意点をわかりやすく解説

🔰 導入文(リード文)

WordPressを使っていて「もっと自分好みにカスタマイズしたい」と思ったことはありませんか?
そんなときに活躍するのが「functions.php(ファンクションズ ドット ピーエイチピー)」というファイルです。

この記事では、**functions.phpとは何か?どうやって使うのか?**を、初心者の方でもわかりやすいように解説します。
テーマの機能を追加したり、動作を変えたりする第一歩として、ぜひ参考にしてください!

functions.phpって何?

functions.phpは、WordPressテーマに組み込まれている機能追加用のPHPファイルです。
プラグインのようにコードを書いて、テーマに新しい動作や機能を追加することができます。

✅ どんなときに使う?

  • ウィジェットの追加
  • メニューの登録
  • CSSやJavaScriptの読み込み
  • 管理画面のカスタマイズ など

✅ どこにあるの?

functions.phpは、使用しているテーマフォルダの中にあります:

/wp-content/themes/your-theme/functions.php

※ テーマによっては、すでにいろいろなコードが書かれていることがあります。編集時は慎重に!

2.functions.phpの基本的な使い方

📌 ルール

  • PHPで記述する
  • <?php から始まる
  • エラーがあるとサイトが真っ白になることもあるので注意!

✅ 基本構文

<?php
// ここに関数や処理を書く

✅ よく使う関数

  • add_action():特定のタイミングで処理を追加
  • add_filter():特定の値や出力を変更
function my_function() {
  // 処理内容
}
add_action('wp_head', 'my_function');

3.functions.phpの活用例(すぐ使える!)

① 固定ページにだけCSSを読み込む

function load_custom_style() {
    if ( is_page() ) {
        wp_enqueue_style('page-style', get_template_directory_uri() . '/css/page-style.css');
    }
}
add_action('wp_enqueue_scripts', 'load_custom_style');

② カスタムメニューを追加する

function register_my_menu() {
    register_nav_menu('main-menu', 'メインメニュー');
}
add_action('init', 'register_my_menu');

💡 補足解説:

  • register_nav_menu() は、WordPressの管理画面「外観 → メニュー」で選択可能なメニューのエリアを追加する関数です。
  • 'main-menu' は内部で使う識別子(英語のスラッグでOK)。
  • 'メインメニュー' は管理画面に表示されるラベルです。
  • add_action('init', …) によって、WordPressの初期化処理の中でこの登録が実行されます。
🖼 図:カスタムメニュー追加の流れ(functions.php → 表示まで)

このように、functions.php でメニューエリアを登録し、テーマファイルで wp_nav_menu() を使えば、自由にメニューを表示できます。

✅ メニューを表示するには?

このコードを追加した後、表示させたい場所(例:header.php) に以下のようなコードを記述することで、メニューが表示されます:

<?php
wp_nav_menu(array(
    'theme_location' => 'main-menu',
    'menu_class' => 'main-nav',
));
?>

③ 投稿の抜粋の文字数を変える(フィルター)

function custom_excerpt_length($length) {
    return 50; // 50文字に変更
}
add_filter('excerpt_length', 'custom_excerpt_length');

4.functions.phpを編集するときの注意点

⚠ 子テーマを使うのが基本!

親テーマのfunctions.phpを直接編集すると、テーマのアップデートで上書きされてしまいます。
必ず子テーマを使って編集するのがおすすめです。

👉 子テーマの作り方については、別記事で詳しく解説しています。
子テーマの作り方|WordPress初心者向け完全ガイド

⚠ 間違えると画面が真っ白に…

PHPに文法ミスがあると、WordPress全体が動かなくなることがあります。
以下の対策を取りましょう:

  • 編集前にバックアップを取る
  • FTPやファイルマネージャーで復旧できるようにしておく
  • コードエディタ(VSCodeなど)を使って編集する

5.まとめと次に進むべきステップ

  • functions.phpは、WordPressテーマのカスタマイズに欠かせない重要ファイルです。
  • 初心者でも、メニューの追加やCSSの読み込みなど簡単な変更から始められます。
  • 間違っても復旧できるように、子テーマ+バックアップは必ず用意しておきましょう!

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