WordPressを守る!All-In-One Security (AIOS) の導入と基本設定ガイド【初心者向け】

WordPressサイトを運営していると、不正ログインやスパム、改ざんといったセキュリティリスクが常につきまといます。
そんなときに頼れるのが、無料で使える高機能セキュリティプラグイン 「All-In-One Security (AIOS)」 です。
この記事では、AIOSの基本情報から導入手順、おすすめの初期設定までを初心者にも分かりやすく解説します。
Contents
All-In-One Security (AIOS) とは?
All-In-One Security (AIOS) は、WordPressサイトをあらゆる脅威から守るための無料セキュリティプラグインです。
以前は「All in One WP Security & Firewall」という名称で親しまれていましたが、現在は「All-In-One Security (AIOS)」としてリブランディングされています。
主な機能一覧
- ログイン試行回数制限(ブルートフォース対策)
- 二段階認証(Google Authenticator対応)
- 管理者アカウント名の変更
- ファイル変更検出
- セキュリティ強度スコア表示
- セキュリティログの保存と表示
- WAF(Web Application Firewall)機能
- .htaccessの強化設定
AIOS のインストール手順
- WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 検索ボックスに「All-In-One Security」または「AIOS」と入力
- 「All-In-One Security (AIOS) – Security and Firewall」が表示されたら、「今すぐインストール」→「有効化」
🔒 インストール後、メニューに「セキュリティ」が追加されます。
初心者におすすめの基本設定
AIOSは機能が豊富ですが、初めての方でも安全に使えるおすすめ設定をご紹介します。
1. セキュリティ強度スコアを確認
まずは現在のサイトのセキュリティレベルを確認しましょう。
AIOSのダッシュボードで「セキュリティ強度スコア」が表示され、どの対策が未対応かが一目で分かります。
2. ログインセキュリティを強化
- ログイン試行制限:3回程度で一時ロックを設定
- ログインページのURL変更:
/wp-login.php
を別のURLに変更 - Google Authenticatorによる2段階認証:スマホアプリと連携でさらに強化
3. ユーザーアカウントを安全に
- 「admin」などの一般的なユーザー名は変更
- 不要なユーザーは削除
4. ファイルシステムの保護
.htaccess
やwp-config.php
へのアクセス制限- ファイルパーミッションの診断と修正提案を確認
5. 自動ログアウトの設定
管理画面を一定時間放置すると自動ログアウト。セッションの乗っ取り対策になります。
注意点と導入後のチェック
- バックアップを取ってから設定変更を
セキュリティ設定は強力な反面、誤ってロックアウトされる可能性もあります。 - キャッシュ系プラグインと競合する可能性あり
キャッシュクリアを忘れずに行いましょう。
まとめ:AIOSで手軽にサイト防御を!
「All-In-One Security (AIOS)」は、セキュリティ対策を難しく感じる方にもおすすめできる非常に頼もしいプラグインです。
まずは基本機能だけでも導入し、徐々に設定を強化していくことで、安全なWordPressサイト運営が可能になります。