SQLエラー解説シリーズ|初心者がつまずくポイントと正しい対処法

SQLエラーの原因と解決方法を解説するイメージ図
SQL初心者がつまずきやすいエラーを徹底解説。原因と正しい対処法を理解して基礎を固めましょう。

SQLを学び始めると、必ずといっていいほど遭遇するのが エラー です。
エラーは単なる「失敗」ではなく、SQLの理解を深める大きなヒントになります。この記事では、初心者がよく出会う代表的なSQLエラーを整理し、原因と解決方法をわかりやすく解説します。

SQLエラーの基本的な考え方

  • エラーメッセージを読む習慣をつける
    どの部分が問題なのかを教えてくれるのがメッセージです。
  • 構文エラーと実行エラーに分ける
    句や関数の使い方が間違っているのか、データや条件の問題なのかを切り分けます。

よくあるSQLエラーと対処法

1. 構文エラー(Syntax error)

例:
SELECT ProductName, Price
FROM Products
WHER CategoryID = 1;

👉 WHERE のスペルが WHER になっているためエラー。

解決方法:

2. 予約語を誤って使用している

例:
SELECT Order, Price
FROM Products;

👉 ORDER は予約語なのでカラム名にそのまま使えません。

解決方法:
  • 予約語を避ける
  • どうしても使う場合は、[Order]`Order` で囲む。

3. GROUP BYに関連するエラー

例:
SELECT ProductName, CategoryID, SUM(Price)
FROM Products
GROUP BY CategoryID;

👉 ProductName が集計関数にもGROUP BYにも含まれていないためエラー。

解決方法:
  • 集計関数に含めるか、GROUP BYに追加する。
  • 詳しくは HAVING句の使い方 を参考に。

4. NULLを考慮していないエラー

例:
SELECT *
FROM Customers
WHERE Age = NULL;

👉 = NULL は常に偽になり、結果が返りません。

解決方法:

5. JOINでのカラムの曖昧さ

例:
SELECT ID, Name
FROM Customers
INNER JOIN Orders
ON Customers.ID = Orders.CustomerID;

👉 IDName がどちらのテーブルのカラムか不明でエラー。

解決方法:
  • Customers.ID のようにテーブル名を明記する。
  • 詳しくは SQL JOIN徹底解説 をチェック。

SQLエラーを防ぐコツ

  1. 小さい単位で実行する
    SELECTだけ、WHEREだけ、と段階的に組み立てる。
  2. コメントを活用する
    エラー箇所を見つけやすくなる。
  3. エラーを恐れない
    実はエラーの解決こそがSQL上達の近道。

まとめ

SQLエラーは、書き手に「どこを直すべきか」を教えてくれる貴重なフィードバックです。
本記事で紹介した例を通して、よくあるエラーの原因と修正方法を理解すれば、基礎をより確実に固められます。

👉 次は、実際にエラーを出しながら「JOIN」や「HAVING」などを試してみましょう。