WordPressでテーマファイルを編集する方法(初心者向け)

WordPressテーマファイルを編集するための基本手順を紹介する解説イメージ
WordPressのテーマファイル編集を初心者向けにまとめたアイキャッチ画像です。

WordPressでは、テーマファイルを編集することでデザインや機能を自由にカスタマイズできます。初めてテーマ編集を行う場合でも、基本的な仕組みと安全な手順を理解しておくと、失敗を防ぎながら安心して作業できます。ここでは、テーマファイルの構造や編集方法、注意点をわかりやすくまとめます。

関連記事
・テーマ編集前の基本知識として知っておきたい [子テーマの作り方とfunctions.phpを安全に編集する手順]
・テーマカスタマイズ全体の流れを理解するための [WordPressテーマカスタマイズの基本と安全な作業手順]

テーマファイルを編集する前に知っておきたいこと

WordPressのテーマは、複数のテンプレートファイルやスタイルシート、画像ファイルなどで構成されています。代表的なファイルには、以下のようなものがあります。

  • style.css(テーマのスタイルを定義)
  • functions.php(カスタム機能を追加)
  • header.php / footer.php / sidebar.php(共通パーツを管理)
  • single.php / page.php(投稿・固定ページの表示処理)
  • archive.php / category.php(一覧ページの処理)

テーマファイルの役割を理解しておくと、どのファイルを編集すればよいか判断しやすくなります。

より細かいテンプレート構造を知りたい場合は、[is_single()とis_page()の違い][WordPress条件分岐タグの基本まとめ] を確認すると役立ちます。

テーマファイルの編集方法は大きく分けて3つ

1. 外観 > テーマファイルエディター(推奨されない方法)

WordPress管理画面には「テーマファイルエディター」が用意されています。しかし、テーマ全体に影響する編集をブラウザ上で直接行うため、以下のリスクがあります。

  • 誤字や構文エラーでサイトが表示されなくなる
  • 元に戻しにくい
  • セキュリティの観点で非推奨

安全性の面から、初心者には別の編集方法が推奨されます。

2. FTPクライアントでテーマファイルを編集する方法

もっとも一般的で安全性が高い方法が、FTPクライアントを使った編集です。

手順

  1. FTPソフトでサーバーに接続
     (FileZillaやCyberduckなど)
  2. /wp-content/themes/ テーマフォルダに移動
  3. 編集したいファイルをPCにダウンロード
  4. テキストエディター(VS Code など)で編集
  5. 編集後のファイルを上書きアップロード

この方法はローカルにバックアップが残るため、トラブル時に復元しやすい点がメリットです。

functions.phpを編集する場合は、以下の記事も参考になります。
[wp_enqueue_style / wp_enqueue_script の基本]

3. ローカル環境(MAMP / Localなど)で編集してからサーバーへ反映

ローカル環境で試しながら編集する方法もあります。

  • 実験しながら作業できる
  • 画面が真っ白になるなどのリスクが最小
  • 作業スピードが速い

MAMPやLocalを利用すると、WordPressの動作をPC上で再現できます。テーマカスタマイズの量が多い場合や継続して編集する場合に便利です。

テーマファイルを編集する際の注意点

テーマ編集は便利ですが、誤った操作でサイトに影響が出ることもあるため、以下のポイントを意識することが重要です。

● 子テーマを作成して編集する

親テーマを直接編集すると、アップデート時に変更が失われてしまいます。子テーマを作成することで、安全にカスタマイズできます。
[子テーマの作り方とfunctions.phpを安全に編集する手順]

● 必ずバックアップを取る

編集前にはバックアップを取ることが基本です。BackWPupなどのプラグインも活用できます。

● functions.phpは特に慎重に

functions.phpのエラーは、サイト全体に影響します。コードを追加する際は、構文エラーがないか必ず確認します。

functions.phpについて詳しく知りたい場合はこちら。
[functions.phpに条件分岐を書くときの注意点]

● セキュリティ設定もあわせて確認する

テーマ編集と合わせて、サイトの安全性を高める設定も重要です。
[WP_DEBUGの有効化とエラーログの見方]
[.htaccessやwp-config.phpへのアクセス制限方法]

代表的な編集例

● ヘッダーにスクリプトを追加する

function add_custom_script() {
    wp_enqueue_script(
        'custom-js',
        get_template_directory_uri() . '/js/custom.js',
        array(),
        null,
        true
    );
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'add_custom_script' );

● 投稿ページのデザインを整える(CSS編集)

.single .post-title {
    font-size: 28px;
    margin-bottom: 20px;
}

● カスタムメニューの表示位置を追加

register_nav_menus( array(
    'header_menu' => 'ヘッダーメニュー',
    'footer_menu' => 'フッターメニュー',
) );

基本的な編集でも、テーマ全体の印象が大きく変わります。

テーマ編集で困った場合

テーマ編集によって「ページが表示されなくなった」「管理画面に入れなくなった」といったトラブルが発生する場合があります。

よくあるケースは以下のようなものです。

  • functions.phpで構文エラー
  • テンプレート階層の理解不足
  • 編集対象のファイルを間違えた
  • 期待どおりに表示されない

トラブルの原因を特定する際には、[WP_DEBUGの有効化とエラーログの見方] が役立ちます。

まとめ

WordPressのテーマファイルを編集すると、サイトの見た目や機能を自由にカスタマイズできます。初心者でも基本的な仕組みを理解しておくと、安全に編集作業を進めることが可能です。

  • 子テーマで編集する
  • 必ずバックアップを取る
  • functions.phpの編集は特に慎重に
  • ローカル環境やFTPで安全に作業する

これらを意識することで、テーマ編集のリスクを抑えながら快適にサイトをカスタマイズできます。