WordPressテーマで使うPHPの基礎まとめ

WordPressテーマ開発では、HTMLやCSSだけでなくPHPの理解が不可欠です。
テンプレートファイルの制御、WordPress独自関数の呼び出し、条件分岐など、テーマの動作はPHPによって支えられています。
本記事では、WordPressテーマで最低限押さえておきたいPHPの基礎を、初心者にも分かりやすく整理します。
テーマ開発に必要な範囲に絞って解説するため、PHP全体を網羅的に学ぶ必要はありません。
Contents
PHPとは何か(WordPressにおける役割)
PHPは、サーバー側で実行されるプログラミング言語です。
WordPressでは、ページを表示する際にPHPが実行され、投稿データや設定情報をもとにHTMLが生成されます。
WordPressテーマでは、次のような役割を担います。
- 投稿タイトルや本文を取得する
- 条件によって表示内容を切り替える
- テンプレートの構造を制御する
- WordPressの関数を呼び出す
HTMLの中にPHPを埋め込むことで、動的なページ表示が可能になります。
PHPの基本的な書き方
PHPタグの書き方
PHPは、以下のタグで囲んで記述します。
<?php
// PHPコード
?>WordPressテーマでは、この形式が必須です。
ショートタグ(<? ?>)は使用しません。
コメントの書き方
コメントは処理に影響せず、コードの説明に使われます。
// 1行コメント
/*
複数行コメント
*/テーマ開発では、意図が分かるコメントを書く習慣が重要です。
変数とデータの扱い
変数の基本
PHPの変数は $ から始まります。
<?php
$title = 'サンプルタイトル';
?>WordPressテーマでは、取得したデータを一時的に保持する用途で頻繁に使われます。
文字列と数値
$text = '文字列';
$number = 10;文字列はシングルクォートまたはダブルクォートで囲みます。
条件分岐(if文)
条件によって処理を分ける場合、if 文を使用します。
<?php
if ( is_home() ) {
echo 'トップページです';
}
?>WordPressテーマでは、
「トップページかどうか」「投稿ページかどうか」などの判定に多用されます。
条件分岐の考え方は、
👉 「WordPressの条件分岐タグ一覧と使いどころ」
の記事とあわせて読むと理解が深まります。
繰り返し処理(while / foreach)
WordPressでの代表例:ループ処理
投稿一覧を表示する際は、while を使ったループが基本です。
<?php
if ( have_posts() ) :
while ( have_posts() ) :
the_post();
the_title();
endwhile;
endif;
?>この構造はWordPressループと呼ばれます。
ループの仕組みについては、
👉 「WordPressループの基本構造と書き方」
で詳しく解説しています。
関数の呼び出し
PHP関数とWordPress関数
PHPには標準関数があり、WordPressには独自関数が用意されています。
<?php
the_title();
the_content();
?>これらはWordPress関数で、投稿データを出力します。
関数の役割を理解することで、テンプレートの意味が読み取れるようになります。
配列の基礎
配列は、複数の値をまとめて扱う仕組みです。
<?php
$colors = array('red', 'blue', 'green');
echo $colors[0];
?>WordPressでは、
- カスタムクエリ
- 引数の指定
などで配列が使われます。
PHPとHTMLの組み合わせ方
WordPressテーマでは、HTMLの中にPHPを埋め込みます。
<h1><?php the_title(); ?></h1>HTMLが主役で、必要な部分だけPHPを使うという意識が重要です。
HTML構造について不安がある場合は、
👉 「WordPressテーマの基本構造と必須ファイル一覧」
を先に確認すると理解しやすくなります。
エラーを防ぐための基本ルール
- PHPタグの閉じ忘れに注意する
- セミコロン(
;)を忘れない - 波かっこ
{}の対応を意識する - インデントを揃える
これらを守るだけで、初歩的なエラーは大幅に減らせます。
PHPは「読める」ことが最重要
WordPressテーマ開発では、PHPを一から書ける必要はありません。
重要なのは、次の2点です。
- テンプレートのPHPが何をしているか理解できる
- 必要な部分を修正・追加できる
本記事で紹介した基礎を押さえることで、
テーマファイルの中身が「意味の分かるコード」に変わっていきます。
まとめ
- WordPressテーマではPHPが動作の中心
- 基本文法は限られた範囲で十分
- 条件分岐・ループ・関数が特に重要
- HTMLと組み合わせて使う意識が大切
PHPの基礎を理解することで、WordPressテーマ開発の自由度は大きく広がります。

