JavaScriptの条件分岐(if文)とは?基本から解説

JavaScriptの条件分岐(if文)の概念を表したイメージ。条件によって処理が分かれるプログラム構造を抽象的に表現したビジュアル。
JavaScriptの条件分岐(if文)の仕組みをイメージしたアイキャッチ画像。条件によって処理が分岐するプログラムの基本構造を表現している。

JavaScriptでは、条件によって処理を変えることができます。
この仕組みを 条件分岐(conditional branching) と呼び、その代表的な書き方が if文 です。

条件分岐は、Webサイトの動作を制御するうえで非常に重要な概念です。例えば次のような処理で使われます。

  • ログイン状態によって表示内容を変える
  • 入力フォームの内容をチェックする
  • ボタンが押されたときに特定の処理を行う

本記事では、JavaScriptの条件分岐の基本である if文の仕組み・書き方・実践例 を基礎から解説します。初めてJavaScriptを学ぶ場合でも理解できるよう、段階的に整理しています。

条件分岐(if文)とは

if文とは、条件が成立した場合にのみ処理を実行する構文です。

基本的な考え方は非常にシンプルです。

もし条件が成立したら → この処理を実行する
成立しなければ → 何もしない

JavaScriptでは、この処理を次のように書きます。

if (条件) {
  実行する処理
}

例えば次のコードです。

let score = 80;

if (score >= 60) {
  console.log("合格です");
}

このコードの意味は次の通りです。

  • score が 60以上なら
  • 「合格です」を表示する

条件が成立しない場合は、何も実行されません。

if文の基本構文

if文の基本構文は次の形です。

if (条件式) {
  処理
}

それぞれの意味は次の通りです。

要素説明
if条件分岐を行うキーワード
条件式true / false を返す式
{}実行する処理のブロック

条件式は true のときに処理が実行されます。

条件式で使う比較演算子

if文では、条件を判断するために 比較演算子 を使います。

主な比較演算子は次の通りです。

演算子意味
==等しい
===厳密に等しい
!=等しくない
!==厳密に等しくない
>より大きい
<より小さい
>=以上
<=以下

例:

let age = 20;

if (age >= 18) {
  console.log("成人です");
}

このコードでは、ageが18以上かどうかを判断しています。

elseで条件に当てはまらない場合の処理を書く

if文では、条件が成立しなかった場合の処理も書くことができます。
それが else です。

if (条件) {
  条件がtrueの処理
} else {
  条件がfalseの処理
}

例:

let score = 50;

if (score >= 60) {
  console.log("合格");
} else {
  console.log("不合格");
}

処理の流れは次の通りです。

score >= 60 → false
↓
elseが実行
↓
「不合格」と表示

else ifで複数の条件を分岐する

条件が複数ある場合は else if を使用します。

if (条件1) {
  処理1
} else if (条件2) {
  処理2
} else {
  処理3
}

例:

let score = 75;

if (score >= 90) {
  console.log("A評価");
} else if (score >= 70) {
  console.log("B評価");
} else {
  console.log("C評価");
}

処理の流れ

score >= 90 → false
score >= 70 → true
↓
B評価

上から順に条件を評価していくのが特徴です。

複数条件を組み合わせる(論理演算子)

条件を組み合わせたい場合は 論理演算子 を使います。

演算子意味
&&かつ(AND)
||または(OR)
!否定(NOT)

AND条件

let age = 25;

if (age >= 20 && age < 65) {
  console.log("働く世代です");
}

意味:

20以上 かつ 65未満

OR条件

let day = "土";

if (day === "土" || day === "日") {
  console.log("休日です");
}

意味:

土 または 日

if文の実用例(Web制作)

Web制作では、if文はさまざまな場面で使われます。

フォーム入力チェック

let name = "";

if (name === "") {
  console.log("名前を入力してください");
}

ログイン状態の判定

let isLogin = true;

if (isLogin) {
  console.log("マイページを表示");
}

ボタン処理

let count = 5;

if (count > 10) {
  console.log("上限に達しました");
}

このように、ユーザーの状態や入力によって処理を変える場面で活躍します。

ネスト(if文の入れ子)

if文は 入れ子(ネスト) にすることもできます。

let age = 25;
let hasTicket = true;

if (age >= 18) {
  if (hasTicket) {
    console.log("入場できます");
  }
}

ただし、ネストが増えるとコードが読みにくくなるため、
必要以上に深くしないことが大切です。

if文とtrue / falseの関係

JavaScriptでは、if文は true / false で判定されます。

例:

let isLogin = true;

if (isLogin) {
  console.log("ログイン中");
}

このように boolean型の値 をそのまま条件として使うことも可能です。

JavaScriptのデータ型については、次の記事で詳しく解説しています。

関連記事
JavaScriptのデータ型とは?基本から解説

if文を書くときの注意点

=== を使う

JavaScriptでは ===(厳密等価) を使うことが推奨されます。

if (value === 10)

理由は、== は自動的に型変換を行うため、意図しない結果になる場合があるためです。

波括弧 {} は省略しない

次のように書くこともできます。

if (flag) console.log("OK");

しかし、実務では 必ず {} を書く方が安全です。

if (flag) {
  console.log("OK");
}

まとめ

JavaScriptの条件分岐(if文)は、条件によって処理を変えるための基本構文です。

ポイントを整理します。

  • if文は「条件がtrueなら処理を実行する」
  • elseで条件外の処理を書く
  • else ifで複数条件を分岐できる
  • 比較演算子で条件を作る
  • 論理演算子で複数条件を組み合わせる

if文は、JavaScriptの中でも最も頻繁に使われる構文の一つです。
この仕組みを理解することで、Webページに動きのある処理を実装できるようになります。

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