add_theme_supportの使い方と設定一覧|WordPressテーマ開発の基礎を完全理解

WordPressテーマ開発でadd_theme_supportの設定項目を整理して解説するイメージ
add_theme_supportの基本的な使い方と、WordPressテーマ開発でよく利用される設定項目を解説

WordPressテーマ開発では、テーマがどの機能に対応しているかを正しく宣言することが重要です。
その中心となるのが add_theme_support() です。

add_theme_support() を適切に設定することで、WordPress本体や管理画面と正しく連携し、ユーザーにとって扱いやすいテーマを構築できます。本記事では、add_theme_support() の基本的な使い方から、よく使われる設定一覧までを体系的に解説します。

add_theme_supportとは何か

add_theme_support() は、テーマが特定の機能をサポートしていることを WordPress に伝えるための関数です。

この宣言を行うことで、以下のような変化が起こります。

  • 管理画面に対応する設定項目が表示される
  • WordPress本体がテーマの仕様を正しく認識する
  • テーマの機能が安全に有効化される

テーマ開発においては、必要な機能を明示的に宣言することが基本となります。

add_theme_supportの基本的な使い方

add_theme_support() は、functions.php に記述します。
テーマの初期化処理として、after_setup_theme フック内で実行するのが一般的です。

function mytheme_setup() {
    add_theme_support( 'title-tag' );
}
add_action( 'after_setup_theme', 'mytheme_setup' );

このように記述することで、テーマが title-tag 機能に対応していることを WordPress に伝えられます。

よく使われるadd_theme_support設定一覧

title-tag(タイトルタグ管理)

add_theme_support( 'title-tag' );

<title> タグの出力を WordPress に任せるための設定です。
SEO対策やテーマの互換性の観点から、ほぼ必須の設定といえます。

post-thumbnails(アイキャッチ画像)

add_theme_support( 'post-thumbnails' );

投稿や固定ページでアイキャッチ画像を使用できるようにします。
ブログやメディアサイトでは必須の機能です。

add_theme_support( 'custom-logo' );

管理画面からロゴ画像を設定できるようになります。
ロゴサイズや柔軟な表示制御を行う場合は、配列オプションを指定します。

add_theme_support( 'custom-logo', array(
    'height'      => 100,
    'width'       => 400,
    'flex-width'  => true,
    'flex-height' => true,
) );

custom-background(カスタム背景)

add_theme_support( 'custom-background' );

背景色や背景画像を管理画面から設定可能にします。
シンプルなテーマや個人ブログ向けでよく使われます。

custom-header(カスタムヘッダー)

add_theme_support( 'custom-header' );

ヘッダー画像を管理画面から設定できるようになります。
トップビジュアルを持つテーマで活用されます。

html5(HTML5マークアップ)

add_theme_support( 'html5', array(
    'search-form',
    'comment-form',
    'comment-list',
    'gallery',
    'caption',
) );

HTML5に準拠したマークアップを有効にします。
アクセシビリティやモダンなHTML構造の観点から推奨される設定です。

HTML構造の考え方については、
HTMLの基本構造とタグの役割 の解説記事も参考になります。

automatic-feed-links(RSSフィード)

add_theme_support( 'automatic-feed-links' );

RSSフィード用の <link> タグを自動で出力します。
ブログ運営では基本的に有効化して問題ありません。

wp-block-styles(ブロックエディタの標準スタイル)

add_theme_support( 'wp-block-styles' );

WordPressのブロックエディタが提供する標準スタイルを有効化します。
ブロックエディタ対応テーマでは重要な設定です。

align-wide(全幅・幅広ブロック)

add_theme_support( 'align-wide' );

全幅(alignfull)・幅広(alignwide)レイアウトを使用可能にします。
モダンなレイアウトを実装する際によく利用されます。

editor-styles(エディタスタイル)

add_theme_support( 'editor-styles' );
add_editor_style( 'editor-style.css' );

投稿編集画面にテーマ独自のCSSを適用できます。
フロント表示と編集画面の見た目を近づけたい場合に有効です。

add_theme_supportを使う際の注意点

  • 不要な機能は追加しない
    サポート宣言は、実装している機能のみを対象にします。
  • after_setup_themeフック内で定義する
    テーマ初期化前後の順序を守ることが重要です。
  • テンプレート側の実装とセットで考える
    機能を宣言しただけでは動作せず、出力側のコードが必要な場合があります。

まとめ

add_theme_support() は、WordPressテーマ開発における基礎中の基礎です。
テーマが対応する機能を正しく宣言することで、管理画面・表示・互換性のすべてが安定します。

まずは代表的な設定から確実に理解し、テーマ構成に応じて必要なサポートを追加していくことが、品質の高いテーマ制作につながります。

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