子テーマの作り方と functions.php を安全に編集する手順【初心者向け】

WordPressの子テーマ作成とfunctions.phpの安全な編集方法を解説するアイキャッチ画像
WordPressの子テーマ作成とfunctions.phpの基礎を解説するアイキャッチ画像

WordPress のカスタマイズを安全に行うには、子テーマの作成と、functions.php の正しい扱い方が欠かせません。この記事では、初心者でも失敗しないための基礎を丁寧に解説します。

1. 子テーマとは?

子テーマとは、親テーマのデザインや機能を引き継ぎつつ、安全にカスタマイズできるテーマのことです。

  • 親テーマアップデート時に変更が消えない
  • functions.php や CSS を安全に追加できる
  • 失敗しても子テーマだけで被害が済む

※「子テーマの基本構造」について詳しく知りたい方はこちら:
👉 WordPressの子テーマの作り方と基本構造【初心者向け】

2. 子テーマを作るために必要なファイル

最低限必要なのは2つだけ。

■ style.css

/*
 Theme Name: 子テーマ名
 Template: 親テーマのフォルダ名
*/

■ functions.php(空ファイルでOK)

<?php
// 子テーマ用の functions.php

※注意
子テーマのフォルダ名は「親テーマのフォルダ名-child」が一般的。
例:twentytwentyfour-child

3. 子テーマの CSS を正しく読み込む方法

WordPress では、親テーマの style.css を読み込むために wp_enqueue_scripts を使います。

子テーマの functions.php に記述

<?php
function mytheme_enqueue_styles() {
    $parent = 'parent-style';
    wp_enqueue_style( $parent, get_template_directory_uri() . '/style.css' );
    wp_enqueue_style(
        'child-style',
        get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css',
        array( $parent ),
        wp_get_theme()->get('Version')
    );
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'mytheme_enqueue_styles' );

4. functions.php を安全に編集する前に知っておくべきこと

functions.php は 間違えると画面が真っ白(500 エラー) になる危険があるファイルです。

▷ 安全に編集するための前提

  • 必ず 子テーマ側の functions.php を編集する
  • コピペ前には 閉じタグや余計なスペースを入れない
  • サーバーの ファイルマネージャー or FTP で編集する
    ※ブラウザ編集(外観 → テーマファイルエディター)は非推奨

functions.php のエラー防止についてはこちらで詳しく解説:
👉 functions.phpでエラーを出さない書き方の基本

5. functions.php を編集するときの鉄則 5つ

① PHP の開始タグは1つだけ

<?php
// ここから書く

② 閉じタグ「?>」は書かない(公式推奨)

ファイル末尾の余計な空白によるエラーを防げます。

③ コピペしたコードの「全角スペース」「全角カンマ」に注意

初心者が最もエラーしやすい部分です。

④ 変更前に必ずバックアップ

functions.php だけコピーして保存しておけばOK。

⑤ エラーが出たら「直前に追加したコード」をコメントアウトして戻す

// add_filter('example', 'test'); // ← まずはここを止める

6. よく使う functions.php のカスタマイズ例

■ 抜粋文の文字数を変更する

function custom_excerpt_length( $length ) {
    return 80;
}
add_filter( 'excerpt_length', 'custom_excerpt_length' );

👉 詳しい解説はこちら:
WordPressで抜粋文の文字数を変更する方法

7. 子テーマの functions.php と親テーマの functions.php の違い

  • 親テーマ:テーマ開発者が作成した本体
  • 子テーマ:それを上書き・追加する領域

子テーマの functions.php は 親テーマの functions.php より後に読み込まれる ため、機能追加・上書きが可能です。

8. トラブル時の対処方法

画面が真っ白になった場合(500 エラー)

  1. サーバーの「ファイルマネージャー」で子テーマの functions.php を開く
  2. 直前に書いたコードを削除する
  3. 保存する
  4. ページをリロードする

ログで原因を確認する

Xserver / ConoHa / ロリポップ など、どのサーバーでもエラーログが見られます。

9. まとめ

✔ 子テーマを作れば、親テーマのアップデートでも編集内容が消えない
✔ functions.php の編集は必ず子テーマ側で行う
✔ functions.php は最もエラーが起きやすいので事前準備が大切
✔ コピペ時の「全角」と「余計な空白」がエラーの元
✔ エラーは子テーマを直すだけで復旧できる