初心者のためのCSS入門ガイド【2025年最新版】

Webサイト制作において欠かせないのが「CSS（Cascading Style Sheets）」です。HTMLで作られたページにデザインを加え、見やすく魅力的なサイトに仕上げる役割を持っています。この記事では、CSSを初めて学ぶ人に向けて、基本の使い方から効率的な学習方法までわかりやすく解説します。

CSSとは？

CSSは、HTMLで記述された文書に「デザインルール」を与えるスタイルシート言語です。
例えば文字の色、サイズ、レイアウト、余白、背景画像などを指定でき、同じHTMLでもCSSの有無で見た目が大きく変わります。

👉 参考記事：HTMLとCSSでよく使うレイアウトパターン10選

CSSの書き方の基本

1. セレクタとプロパティ・値

CSSは以下のような形で記述します。

p {
  color: blue;
  font-size: 16px;
}

• セレクタ：p（どの要素にスタイルを当てるか）
• プロパティ：color（何を変更するか）
• 値：blue（どのように変更するか）

2. CSSの適用方法

CSSをHTMLに適用する方法は3つあります。

1. インラインスタイル

<p style="color:red;">赤い文字</p>

（簡単だが推奨されない）

2. 内部スタイルシート

<style>
  p { color: red; }
</style>

3. 外部スタイルシート（推奨）

<link rel="stylesheet" href="style.css">

👉 関連記事：CSSで中央揃えする方法まとめ（Flexbox・Grid・transform別）

よく使う基本プロパティ

初心者がまず覚えておくと良いCSSプロパティをまとめました。

• 文字関連
  • color（文字色）
  • font-size（文字サイズ）
  • font-weight（太さ）
• 余白
  • margin（外側の余白）
  • padding（内側の余白）
• 背景
  • background-color（背景色）
  • background-image（背景画像）
• レイアウト
  • display（要素の表示形式）
  • flex（柔軟な配置：Flexbox）
  • grid（グリッドレイアウト）

👉 詳しくはこちら：CSSレイアウト構築ガイド【初心者から中級者まで】

初心者がつまずきやすいポイント

1. CSSの優先順位（カスケード）

同じ要素に複数のスタイルが当たる場合、優先順位が決まっています。

1. インラインスタイル
2. 内部スタイルシート
3. 外部スタイルシート

さらに !important を付けると最優先になりますが、乱用は避けましょう。

2. ボックスモデルの理解

CSSのレイアウトでは「コンテンツ + パディング + ボーダー + マージン」の概念を理解することが重要です。

効率的な学習方法

1. 小さなサイトを作りながら学ぶ
   手を動かすことで知識が定着します。
2. よく使うデザインを真似してみる
   例えばブログ記事のレイアウトやカードデザインを再現してみましょう。
3. 開発者ツールを使う
   ChromeやEdgeの開発者ツールで実際のサイトのCSSを確認できます。

👉 実践例：関連記事の表示方法とCSSデザイン調整

まとめ

CSSはWeb制作における「デザインの基礎言語」です。最初は少し難しく感じても、よく使うプロパティから覚えて、実際に書いて試すことが上達の近道です。

2025年の最新環境では、FlexboxやGridを使ったレイアウトが主流になっています。基本を押さえつつ、モダンな技術も取り入れてみましょう。

👉 次に読むべき記事：

• CSSで中央揃えする方法まとめ（Flexbox・Grid・transform別）
• HTMLとCSSでよく使うレイアウトパターン10選