GitのVS Codeでの運用方法|基礎から実践まで

Visual Studio Codeのソース管理画面を中心に、Gitのコミットやブランチ操作をイメージした開発環境のビジュアル
VS CodeのGUIを使ったGit運用を視覚的にイメージしたアイキャッチ画像

はじめに

Gitはソースコードの変更履歴を安全に管理するためのバージョン管理システムです。Visual Studio Code(以下VS Code)はGitと高い親和性を持ち、GUIとCLIの両方を活用した効率的な運用が可能です。本記事では、Gitを初めて扱う場合でも理解できるよう、VS Codeを用いたGit運用方法を基礎から実践まで体系的に解説します。

GitとVS Codeの関係

Gitは単体で動作するツールですが、VS CodeにはGitを操作するための機能が標準搭載されています。これにより、コマンド操作に不慣れな場合でも、変更確認やコミットなどの基本操作を直感的に行うことができます。

また、必要に応じてターミナルからGitコマンドを実行できる点も、実務での柔軟な運用につながります。

VS CodeでGitを使うための事前準備

Gitのインストール

VS CodeでGitを利用するには、あらかじめGit本体がインストールされている必要があります。インストール後、ターミナルで以下のコマンドを実行し、バージョンが表示されれば準備完了です。

git --version

VS CodeのGit連携確認

VS Codeを起動し、左サイドバーに「ソース管理」アイコンが表示されていれば、Git連携は有効です。表示されていない場合は、Gitのインストール状況を再確認します。

リポジトリの作成と初期化

既存フォルダをGit管理する

既存のプロジェクトをGitで管理する場合、VS Codeでフォルダを開き、ソース管理から「リポジトリを初期化」を選択します。これにより、.gitディレクトリが作成され、履歴管理が開始されます。

新規リポジトリを作成する

新規プロジェクトの場合も同様に、空のフォルダを開いて初期化することでGit管理を開始できます。

変更の確認とステージング

変更内容の確認

ファイルを編集すると、ソース管理に変更ファイル一覧が表示されます。ファイル名をクリックすると差分(diff)が表示され、どの行が変更されたかを確認できます。

ステージングエリアの役割

Gitでは、変更内容をそのまま記録するのではなく、一度「ステージングエリア」に追加したものだけを履歴として確定します。この仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。

VS Codeでは、変更ファイル横の「+」アイコンをクリックすることでステージングが可能です。

コミットの作成

コミットメッセージの入力

ステージング後、上部の入力欄にコミットメッセージを記述し、チェックアイコンをクリックするとコミットが作成されます。

コミットメッセージの考え方

履歴を読みやすく保つためには、変更内容が一目で分かるメッセージが重要です。基本的なルールについては、以下の記事を参考にすると理解が深まります。

ブランチの操作

ブランチの作成と切り替え

VS Code左下のブランチ名をクリックすると、新しいブランチの作成や切り替えが可能です。機能追加や修正ごとにブランチを分けることで、安全な開発が行えます。

ブランチ運用の基本

ブランチの役割や運用ルールについては、以下の記事で体系的に整理しています。

変更の取り消しと復元

VS Codeでの取り消し操作

VS Codeでは、変更の破棄やステージングの解除をGUIで行えます。ただし、操作内容によっては履歴が失われるため、仕組みの理解が重要です。

取り消し系コマンドの違い

restoreresetrevertといった操作の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

VS Codeとターミナルの使い分け

VS CodeのGUIは視覚的に分かりやすい反面、複雑な操作や一括処理にはターミナル操作が適しています。基本操作はGUI、細かな制御や確認はCLIと使い分けることで、効率的なGit運用が可能になります。

よくある表示と意味

ファイル名横の「M」や「U」

VS Codeでは、Gitの状態がファイル名横に表示されます。これらの意味を理解することで、現在の作業状況を正確に把握できます。

まとめ

VS Codeを利用することで、Gitの基本操作は視覚的かつ直感的に行えます。一方で、Gitの仕組みそのものを理解しておくことで、操作ミスやトラブルを防ぐことができます。GUIとCLIを適切に使い分けながら、安定したGit運用を心がけることが重要です。

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