JavaScriptのbreak / continueとは?繰り返し処理を制御する基本構文をわかりやすく解説

JavaScriptのbreakとcontinueによるループ処理の違いをイメージしたプログラミングの概念イラスト
JavaScriptのbreakとcontinueは、繰り返し処理の流れを制御するための基本構文です。breakはループを途中で終了し、continueは特定の処理をスキップして次のループへ進みます。

JavaScriptでは、**繰り返し処理(ループ)**を使うことで同じ処理を効率的に実行できます。
その際に重要になるのが、**処理の途中でループを制御する「break」と「continue」**です。

これらを理解すると、

  • 特定の条件で処理を終了する
  • 不要な処理をスキップする
  • 効率的なプログラムを書く

といったことができるようになります。

この記事では、JavaScriptのbreak / continueの基本から使い方、違い、具体例までをわかりやすく解説します。

なお、JavaScriptの基本構造については、以下の記事で解説しています。

関連記事:
JavaScriptの基本と仕組みを理解する

break / continueとは

break / continueは、繰り返し処理(ループ)の動きを制御するための構文です。

JavaScriptでは主に以下のようなループと組み合わせて使用されます。

  • for文
  • while文
  • do…while文

繰り返し処理の基本については、次の記事で詳しく解説しています。

関連記事:
JavaScriptの繰り返し処理(for文)とは?基本から解説
JavaScriptのwhile文とは?for文との違いを解説

breakとcontinueには次の違いがあります。

構文役割
breakループ処理を完全に終了する
continueその回の処理をスキップして次のループへ進む

それぞれ詳しく見ていきます。

breakとは

breakは、現在のループ処理を途中で終了させる構文です。

条件を満たした時点で、ループから抜け出します。

breakの基本構文

for (初期化; 条件; 更新) {
  if (条件) {
    break;
  }
}

breakの使用例

for (let i = 1; i <= 10; i++) {

  if (i === 5) {
    break;
  }

  console.log(i);
}

実行結果

1
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3
4

このコードでは、

  • iが5になったとき
  • breakが実行され
  • ループが終了

します。

つまり、5以降の処理は実行されません。

breakのイメージ

breakは次のようなイメージです。

1回目 → 実行
2回目 → 実行
3回目 → 実行
4回目 → 実行
5回目 → breakで終了

条件を満たした瞬間にループを終了するのが特徴です。

continueとは

continueは、その回の処理だけをスキップして次のループへ進む構文です。

ループ自体は終了しません。

continueの基本構文

for (初期化; 条件; 更新) {
  if (条件) {
    continue;
  }
}

continueの使用例

for (let i = 1; i <= 10; i++) {

  if (i === 5) {
    continue;
  }

  console.log(i);
}

実行結果

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10

このコードでは、

  • iが5のとき
  • continueが実行され
  • console.logがスキップされる

ため、5だけ表示されません。

continueのイメージ

1回目 → 実行
2回目 → 実行
3回目 → 実行
4回目 → 実行
5回目 → スキップ
6回目 → 実行

処理を飛ばして次へ進むのがcontinueです。

breakとcontinueの違い

breakとcontinueは似ていますが、動きは大きく異なります。

構文処理
breakループを完全に終了
continueその回の処理のみスキップ

コード例で比較してみます。

break

for (let i = 1; i <= 5; i++) {

  if (i === 3) {
    break;
  }

  console.log(i);
}

出力

1
2

continue

for (let i = 1; i <= 5; i++) {

  if (i === 3) {
    continue;
  }

  console.log(i);
}

出力

1
2
4
5

このように、

  • break → ループ終了
  • continue → 処理スキップ

という違いがあります。

break / continueがよく使われる場面

実際のプログラムでは、次のような場面で使用されます。

breakが使われるケース

  • 特定のデータを見つけたとき
  • 条件を満たしたら探索を終了したいとき
  • 無限ループを終了させるとき

例:

let numbers = [3, 7, 12, 18, 25];

for (let i = 0; i < numbers.length; i++) {

  if (numbers[i] === 12) {
    console.log("見つかりました");
    break;
  }

}

continueが使われるケース

  • 特定の条件のデータをスキップする
  • 不要な処理を省略する
  • 条件分岐をシンプルにする

例:

for (let i = 1; i <= 10; i++) {

  if (i % 2 === 0) {
    continue;
  }

  console.log(i);
}

出力

1
3
5
7
9

このコードでは、偶数だけスキップされています。

break / continueを使う際の注意点

便利な構文ですが、使いすぎるとコードが読みにくくなる場合があります。

注意点は次の通りです。

① 乱用しない

複雑なロジックで多用すると、処理の流れが理解しにくくなります。

② 条件分岐で書ける場合もある

場合によっては、if文で処理を分けた方が読みやすくなります。

例:

if (条件) {
  処理
}

③ 無限ループとの組み合わせに注意

例えば次のようなコードです。

while (true) {

  if (条件) {
    break;
  }

}

breakがないと、ループが永遠に続いてしまいます。

まとめ

JavaScriptのbreak / continueは、繰り返し処理を制御する重要な構文です。

ポイントを整理します。

  • break
    ループ処理を途中で終了する
  • continue
    その回の処理だけスキップする
  • 主に以下のループで使用する
    • for文
    • while文
    • do…while文

繰り返し処理と組み合わせることで、より効率的で読みやすいコードを書くことが可能になります。

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