JavaScript初心者が最初につまずく「エラーメッセージ」の読み方と対処法

JavaScriptのエラーメッセージを確認しながらコードをデバッグする様子を表現したイラスト
JavaScriptのエラーメッセージの読み方と対処法をイメージしたアイキャッチ画像

JavaScriptを学習し始めると、多くの人が最初に戸惑うのがエラーメッセージです。

コードを書いて実行した瞬間に英語の文章が表示されると、「何が起きたのか分からない」と感じることも少なくありません。

しかし、エラーメッセージはプログラムが壊れたことを知らせるものではなく、どこに問題があるのかを教えてくれるヒントです。

この記事では、JavaScript初心者向けにエラーメッセージの基本的な読み方から、よくあるエラーの意味、効率よく原因を見つける手順まで詳しく解説します。

エラーメッセージとは

エラーメッセージとは、JavaScriptがコードを実行できなかった理由を知らせるメッセージです。

例えば次のような表示を見たことがあるかもしれません。

Uncaught ReferenceError: message is not defined

英語だけを見ると難しく感じますが、実際には

  • エラーの種類
  • 何が原因なのか
  • どこで発生したのか

が書かれています。

つまり、エラーメッセージを読めるようになると、原因を素早く特定できるようになります。

エラーメッセージの基本構造

多くのエラーメッセージは次のような構造になっています。

Uncaught ReferenceError: message is not defined
    at script.js:5

それぞれの意味は以下の通りです。

表示意味
Uncaughtエラーが処理されていない
ReferenceErrorエラーの種類
message is not defined具体的な原因
script.js:55行目で発生

初心者は最後の行番号を見るだけでも、かなり原因を見つけやすくなります。

エラーが表示される場所

ブラウザでは、エラーメッセージは**開発者ツール(Developer Tools)**のConsoleに表示されます。

Chromeの場合は以下の手順です。

  1. F12キーを押す
  2. Consoleタブを開く
  3. 赤い文字のエラーメッセージを確認する

Consoleの使い方は、関連記事の「JavaScriptのconsole.log()とは?使い方を初心者向けに解説」で詳しく紹介しています。

よくあるJavaScriptエラー

初心者が特によく遭遇するエラーを紹介します。

ReferenceError

最もよく見るエラーです。

原因

存在しない変数を使っています。

console.log(message);

エラー

ReferenceError: message is not defined

修正例

const message = "Hello";

console.log(message);

変数宣言を忘れたり、スペルミスをしたときによく発生します。

SyntaxError

JavaScriptの文法が間違っています。

const name = "Yagi

エラー

SyntaxError: Invalid or unexpected token

修正例

const name = "Yagi";

SyntaxErrorは

  • 括弧
  • クォーテーション
  • セミコロン
  • 波括弧

などの書き忘れで発生することが多いです。

TypeError

値の種類(型)が間違っています。

const number = 100;

number.toUpperCase();

エラー

TypeError: number.toUpperCase is not a function

修正例

const text = "hello";

console.log(text.toUpperCase());

文字列専用のメソッドを数値に対して使うと発生します。

JavaScriptのデータ型については「JavaScriptのデータ型とは?基本から解説」で詳しく解説しています。

Unexpected token

SyntaxErrorの一種です。

const fruits = ["apple", "orange",];

環境によっては末尾のカンマなどが原因になることがあります。

また、

  • 括弧の閉じ忘れ
  • カンマ不足
  • 波括弧不足

でもよく発生します。

Cannot read properties of null

DOM操作を始めるとよく見るエラーです。

document.querySelector(".title").textContent = "Hello";

HTMLに.titleが存在しない場合、

Cannot read properties of null

が表示されます。

修正例

HTML側を確認します。

<h1 class="title"></h1>

またはJavaScriptをHTMLの読み込み後に実行します。

DOM操作については「DOM操作の基本|要素取得・イベント・クラス操作を体験」で詳しく紹介しています。

エラーメッセージを見る順番

初心者は次の順番で確認すると原因を見つけやすくなります。

1. エラーの種類を見る

まずは

  • ReferenceError
  • SyntaxError
  • TypeError

などの種類を確認します。

2. 英語の原因を見る

例えば

message is not defined

なら

「messageが定義されていない」

という意味になります。

すべての英語を理解する必要はありません。

重要なのは

  • not defined
  • is not a function
  • Unexpected token

など、よく出る単語を覚えることです。

3. 行番号を見る

例えば

script.js:18

なら18行目付近を確認します。

実際には18行目そのものではなく、その少し前に原因があることもあります。

4. 直前に変更したコードを見る

多くの場合、原因は直前に追加・修正したコードです。

変更した箇所から確認すると効率よく原因を特定できます。

エラーが出たときの対処手順

エラーが表示されたら、次の流れで確認すると解決しやすくなります。

  1. Consoleを開く
  2. エラーの種類を見る
  3. 行番号を見る
  4. その周辺のコードを見る
  5. スペルミスを確認する
  6. 括弧・クォーテーションを確認する
  7. 必要ならconsole.log()で値を確認する

この流れを習慣にすると、原因を見つけるスピードが大きく向上します。

エラーを恐れなくてよい理由

初心者はエラーを見ると失敗したように感じがちです。

しかし実際には、エラーはJavaScriptが

「ここがおかしいです」

と教えてくれている状態です。

プログラミングでは、エラーを読みながら修正することが日常的に行われています。

経験豊富なエンジニアでも毎日のようにエラーを確認しています。

重要なのは、エラーを避けることではなく、エラーメッセージから原因を読み取れるようになることです。

まとめ

JavaScriptのエラーメッセージは、最初は難しく感じますが、基本的な見方を覚えるだけで理解しやすくなります。

特に初心者は次のポイントを意識しましょう。

  • エラーメッセージは原因を教えてくれる情報
  • まずはエラーの種類を見る
  • 行番号を確認する
  • 直前に変更したコードを見直す
  • よくあるエラーは何度も経験すると自然に覚えられる

エラーを読む力が身に付くと、JavaScriptの学習効率は大きく向上します。

よくある質問(FAQ)

エラーメッセージは英語を完璧に読めないと理解できませんか?

いいえ。よく使われる単語やフレーズを覚えるだけでも十分です。まずは「ReferenceError」「SyntaxError」「TypeError」など代表的なエラーから理解すると学習しやすくなります。

エラーが表示された行だけを確認すればよいですか?

必ずしもそうではありません。行番号の少し前に原因があるケースも多いため、周辺のコードもあわせて確認することが大切です。

Consoleに複数のエラーが表示されています。どれから確認すればよいですか?

最初に表示されているエラーから確認するのがおすすめです。最初のエラーを修正すると、その後のエラーがまとめて解消されることがあります。

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