リダイレクト設定の方法【WordPress初心者向け解説】

WordPressでリダイレクトを設定する方法を解説するイメージ
WordPressでのリダイレクト設定方法(プラグイン・.htaccess・functions.php)をわかりやすく解説

Webサイトを運営していると、「URLを変更した」「記事を削除した」といった理由で、古いURLにアクセスが集まってしまうケースがあります。そのまま放置すると 「404エラー」 になり、ユーザーが離脱してしまうだけでなく、SEO評価の低下にもつながります。

そこで重要なのが リダイレクト設定 です。本記事では、初心者の方でも簡単にできる WordPressでのリダイレクト設定方法 を解説します。

リダイレクトとは?

リダイレクトとは、あるURLにアクセスがあった際に、自動的に別のURLへ転送する仕組みのことです。

例えば:

  • 古いURL https://example.com/old-page
  • 新しいURL https://example.com/new-page

ユーザーが「old-page」にアクセスした場合、自動的に「new-page」に案内されます。

この仕組みにより、ユーザーの利便性が上がり、SEO面でも適切に評価を引き継ぐことが可能になります。

WordPressでリダイレクトを設定する方法

1. プラグインを使う方法(初心者向け)

WordPress初心者の方には、プラグインを使った方法が最もおすすめです。

代表的なのは Redirection プラグインです。

  • 無料で使える
  • GUIで直感的に操作できる
  • 404エラーの監視機能も搭載
手順
  1. WordPress管理画面 → 「プラグイン」 → 「新規追加」
  2. 「Redirection」と検索してインストール、有効化
  3. 「ツール」 → 「Redirection」から設定画面へ
  4. 「ソースURL」に古いURL、「ターゲットURL」に新しいURLを入力
  5. 保存すれば完了

👉 プラグイン活用法については、関連記事「WordPressで301リダイレクトを設定する方法【初心者向け】」も参考にしてください。

2. .htaccess を編集する方法(中級者向け)

サーバーがApacheの場合は、.htaccess を直接編集することでリダイレクトを設定できます。

301リダイレクトの例
Redirect 301 /old-page/ https://example.com/new-page/

ただし、.htaccess の編集はサイト全体に影響するため、必ずバックアップを取ってから行いましょう。

👉 .htaccess 編集については「robots.txtの編集方法と注意点【WordPressサイトのSEO対策に必須】」と同様、ファイル操作のリスクがあるため注意が必要です。

3. functions.php にコードを追加する方法(応用編)

テーマの functions.php にリダイレクト処理を追加する方法もあります。

function my_redirect() {
  if (is_page('old-page')) {
    wp_redirect(home_url('/new-page/'), 301);
    exit;
  }
}
add_action('template_redirect', 'my_redirect');

ただし、この方法はテーマ更新で上書きされる可能性があるため、子テーマでの編集を推奨します。

👉 詳しい手順は「WordPress初心者でも安心!functions.phpの使い方と注意点をわかりやすく解説」をご覧ください。

どの方法を選ぶべき?

  • 初心者 → プラグイン(Redirection)
  • 中級者.htaccess
  • 上級者・細かい制御が必要functions.php

特にSEOを意識する場合は 301リダイレクト を選ぶのが基本です。

まとめ

リダイレクトは、サイトのユーザー体験やSEOを守るために欠かせない設定です。

  • プラグインなら簡単で安全
  • .htaccess ならサーバーレベルで制御可能
  • functions.php なら柔軟な条件分岐が可能

自身のスキルレベルやサイト運営環境に応じて、最適な方法を選びましょう。

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