はじめてのSQL入門ガイド|基本構文から実用例まで徹底解説

Webサイトやアプリの裏側で必ずと言っていいほど使われているのが SQL(Structured Query Language) です。
データベースから情報を取り出したり、編集したりするために必要な言語で、エンジニアだけでなくマーケティング担当者やアナリストにとっても必須スキルになりつつあります。
この記事では、SQLを初めて学ぶ方に向けて 基本構文から実用的な使い方 までをわかりやすく解説していきます。
Contents
SQLとは?
SQL(エスキューエル)は、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)でデータを操作するための言語です。
たとえば次のような操作を行うことができます。
- データの検索(SELECT)
- データの追加(INSERT)
- データの更新(UPDATE)
- データの削除(DELETE)
Web制作の現場でも、WordPressなどのCMSはSQLをベースに動いています。たとえば 関連記事の表示方法 や カテゴリー表示方法の比較といったテーマにも、SQLの知識が間接的に役立つ場面があります。
SQLの基本構文
SQLはシンプルな文法で構成されており、以下のような基本構文を押さえることで理解が深まります。
1. データを取得する(SELECT文)
SELECT カラム名
FROM テーブル名
WHERE 条件;
例:ユーザー情報から「名前」と「メールアドレス」を取得
SELECT name, email
FROM users
WHERE age > 20;
2. データを追加する(INSERT文)
INSERT INTO テーブル名 (カラム1, カラム2)
VALUES (値1, 値2);
3. データを更新する(UPDATE文)
UPDATE テーブル名
SET カラム名 = 値
WHERE 条件;
4. データを削除する(DELETE文)
DELETE FROM テーブル名
WHERE 条件;
よく使うSQLの実用例
実務でよく登場するSQLの書き方を紹介します。
ユーザー数を数える(COUNT)
SELECT COUNT(*)
FROM users;
最新の投稿を取得(ORDER BY + LIMIT)
SELECT title, created_at
FROM posts
ORDER BY created_at DESC
LIMIT 5;
これは、WordPressの 関連記事の表示方法 や カスタム404ページを作成する方法 のように、記事を動的に呼び出す処理にも近い考え方です。
SQLを学ぶメリット
- データを自在に扱える
→ 分析やレポート作成に直結。 - Web制作・開発に役立つ
→ WordPressのテーマ編集やカスタマイズ時に知識が活きる。 - 転職やキャリアアップに有利
→ エンジニア・マーケティング職ともに需要が高い。
学習を始めるステップ
- ローカル環境にデータベースを作成
→ MAMPやXAMPPを利用。 - 基本構文を練習
→ SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE。 - 実際のプロジェクトで活用
→ WordPressやECサイトのデータベースをのぞいてみると理解が深まります。
初心者の方は、まず HTMLとCSSでよく使うレイアウトパターン10選 のように「動くものを作りながら学ぶ」スタイルと同じで、SQLも実際にクエリを動かしてみるのが上達の近道です。
まとめ
SQLは、Webやアプリ開発に欠かせない基本スキルです。
- SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE を理解する
- COUNT, ORDER BY, LIMIT で実務に使える
- WordPressなどCMSの裏側理解にも役立つ
という流れを押さえることで、実際の業務に活かせる力がついてきます。
もしこれからSQLを学ぶなら、まずは簡単なデータベースを作り、記事やユーザー情報を扱うクエリを書いてみましょう。
参考記事: