SQLでデータを制限するLIMITの使い方｜初心者向け解説

SQLを使ってデータベースから情報を取得する際に、「取得する件数を制限したい」と思う場面は多くあります。そのとき役立つのが LIMIT句 です。この記事では、基本的な使い方から応用例までを解説します。

LIMIT句とは？

LIMIT句は、取得する行数を制限するためのSQL構文です。
大量のデータがあるテーブルから一部だけ確認したい場合や、ページネーション（ページごとの表示）を実装する際に利用されます。

LIMITの基本構文

SELECT カラム名 FROM テーブル名
LIMIT 行数;

例：最初の5件だけ取得する

SELECT * FROM users
LIMIT 5;

→ usersテーブルから最初の5件のデータだけが取得されます。

OFFSETを使ったLIMITの応用

LIMITはOFFSETと組み合わせることで、「何行目から取得するか」を指定できます。

SELECT カラム名 FROM テーブル名
LIMIT 取得件数 OFFSET 開始位置;

例：6件目から10件目まで取得する

SELECT * FROM users
LIMIT 5 OFFSET 5;

→ usersテーブルの6件目から5件分（6〜10件目）が取得されます。

この仕組みを使うことで、ページネーション（例：1ページ5件表示）を実現できます。

ORDER BYと併用する

データを制限する場合は、並び順を決めるORDER BYと組み合わせるのが一般的です。
そうしないと、取得されるデータが毎回バラバラになる可能性があります。

例：最新の3件を取得する

SELECT * FROM posts
ORDER BY created_at DESC
LIMIT 3;

→ 作成日時が新しい順に並べて、上位3件を取得します。

LIMITの使用例まとめ

• テストやデバッグで一部のデータだけ確認したいとき
• ランキング表示で上位10件を表示したいとき
• ページネーションで「◯ページ目のデータ」を取得したいとき

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これらと組み合わせることで、より柔軟なデータ取得が可能になります。

まとめ

• LIMITで取得件数を制限できる
• OFFSETと組み合わせると「何件目から取得するか」を指定できる
• ORDER BYと一緒に使うことで安定したデータ取得が可能

SQLで効率的にデータを扱うために、ぜひ活用してみてください。