WordPressアーカイブページをカスタマイズ！archive.phpの使い方徹底解説

WordPress

1. はじめに

archive.phpは、WordPressテーマの中でアーカイブページ（カテゴリ・タグ・日付・投稿者など）を表示するためのテンプレートファイルです。本記事では、自作テーマをベースにarchive.phpの基本構造と、よくあるカスタマイズ方法を紹介します。

2. archive.phpの基本構造

WordPressのテンプレート階層では、カテゴリページやタグページ、日付別アーカイブなどが表示される際にarchive.phpが使われます。以下は基本的な構成例です：

<?php get_header(); ?>
<main>
  <h1><?php the_archive_title(); ?></h1>
  <?php if (have_posts()) : while (have_posts()) : the_post(); ?>
    <article>
      <h2><a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a></h2>
      <p><?php the_excerpt(); ?></p>
    </article>
  <?php endwhile; endif; ?>
</main>
<?php get_footer(); ?>

3. よくあるカスタマイズ例

・タイトルの表示を変更する

the_archive_title()を加工して、不要な接頭辞を削除するなどの調整が可能です。

・カテゴリごとに異なるデザインを適用する

is_category()を使ってカテゴリ名に応じた装飾を加えることができます。

・表示件数を変更する

functions.phpにて、pre_get_postsフィルタを使えば、アーカイブページの投稿件数を制御できます。

・投稿タイプごとに表示内容を変える

get_post_type()で投稿タイプを取得し、異なるレイアウトを適用することが可能です。

4. 条件分岐で柔軟な表示にする

カテゴリやタグごとに見出しを変更する例：

<?php if (is_category('news')) : ?>
  <h1>ニュース一覧</h1>
<?php elseif (is_category('blog')) : ?>
  <h1>ブログ記事</h1>
<?php else : ?>
  <h1><?php the_archive_title(); ?></h1>
<?php endif; ?>

5. デザインの工夫ポイント

• カード型レイアウトにすることで視認性アップ
• アイキャッチ画像（the_post_thumbnail()）を表示する
• カスタムフィールドや投稿メタを活用する

6. カスタマイズ時の注意点

• category.phpやtag.phpなど、より優先度の高いテンプレートがあるとarchive.phpは使われません。
• 条件分岐は優先順位に注意して正しく書く必要があります。
• テーマのアップデートによる影響を避けるため、カスタマイズは子テーマで行うのが安全です。

7. まとめ

archive.phpを理解し、柔軟にカスタマイズすることで、サイト全体のユーザー体験を向上させることができます。次のステップとして、category.phpやカスタム投稿タイプのアーカイブ対応に挑戦してみましょう。

8. 参考リンク

• テンプレート階層
• 条件分岐タグ（WordPress Developer Resources）