is_front_page()とis_home()の違いを初心者向けにやさしく解説
WordPressでテーマをカスタマイズしていると、よく出てくる関数が is_front_page() と is_home()。
「どっちもトップページを指してるんじゃないの？」と思う方も多いかもしれません。
実はこの2つ、似ているようで意味がちょっと違います。
この記事では、WordPress初心者でも分かるように、is_front_page() と is_home() の違いをやさしく解説します！
Contents
結論：ざっくり違いを言うと？
is_front_page()は「サイトの一番最初に表示されるページかどうか」is_home()は「投稿一覧ページ（ブログ一覧）かどうか」
つまり、「どのページが“最初に表示されるか”」と、「どのページが“ブログ記事一覧か”」は、別々に設定できるということです！
それぞれの意味を詳しく見てみよう
is_front_page()とは？
これは「フロントページ（サイトの顔）かどうか」を判定します。
たとえば、あなたが「固定ページをトップページにする」設定にしているなら、その固定ページがis_front_page()になります。
つまり、「サイトにアクセスしたときに最初に表示されるページ」のことです。
基本構文
if ( is_front_page() ) {
// トップページ専用の処理
}is_home()とは？
こちらは「ブログの投稿一覧ページかどうか」を判定します。
WordPressでは、ブログ記事の一覧を表示するページを「投稿ページ」として設定できます。
この投稿ページがis_home()になります。
基本構文
if ( is_home() ) {
// 投稿一覧ページ専用の処理
}よくある設定と動きの違い
| トップページの設定 | 表示されるページ | is_front_page() | is_home() |
|---|---|---|---|
| 初期状態（投稿一覧） | 投稿一覧 | ✅ | ✅ |
| 固定ページに設定 | 固定ページA（トップ）固定ページB（投稿一覧） | ✅（A） | ✅（B） |
実際のテーマでどう使う？
たとえば、トップページだけに特別なバナーを出したいときは is_front_page() を使います。
一方、ブログ一覧ページだけにレイアウトを変えたいときは is_home() を使うのがベスト。
<?php if ( is_front_page() ): ?>
<div class="top-banner">ようこそ！</div>
<?php endif; ?>
<?php if ( is_home() ): ?>
<h1>ブログ記事一覧</h1>
<?php endif; ?>まとめ
is_front_page()：サイトの“最初に表示されるページ”かどうかis_home()：ブログの“投稿一覧ページ”かどうか- 両方が同時に true になるのは「初期設定のまま（投稿一覧がトップページ）」の場合だけ
WordPressではトップページやブログ一覧を自由に設定できるので、この2つの違いを理解しておくと、テーマのカスタマイズがぐっと楽になりますよ！