【WordPress】is_tax()の使い方まとめ｜カスタムタクソノミーを条件分岐で判定する方法
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はじめに
WordPressでは、投稿をカテゴリーやタグで分類するだけでなく、独自の分類方法（カスタムタクソノミー）を追加することができます。こうしたカスタムタクソノミーのアーカイブページを判定する際に便利なのが、is_tax() 関数です。
この記事では、is_tax() の基本的な使い方から実践的な活用方法まで、具体例とともにわかりやすく解説します。
is_tax()とは？
is_tax() は、現在表示されているページがカスタムタクソノミーのアーカイブページであるかどうかを判定するための条件分岐タグです。以下のような構文で使用します：
is_tax( $taxonomy = '', $term = '' )$taxonomy：タクソノミー名（例：’genre’）$term：ターム名またはID（例：’action’）
引数を省略すると、任意のカスタムタクソノミーのアーカイブページであれば true を返します。
is_tax()の基本的な使い方
以下の図は、is_tax()の基本構文と具体的な使い方を示したものです。
それぞれのパターンに対応したコード例を以下に紹介します。
引数なしで使う
if ( is_tax() ) {
echo 'これはカスタムタクソノミーのアーカイブページです。';
}タクソノミー名を指定する
if ( is_tax( 'genre' ) ) {
echo 'これはジャンル（genre）のアーカイブページです。';
}タクソノミー名とタームを指定する
if ( is_tax( 'genre', 'action' ) ) {
echo 'これはジャンルがアクションのアーカイブページです。';
}複数のタクソノミーをまとめて判定したい場合は、配列を使うこともできます。
if ( is_tax( array( 'genre', 'writer' ) ) ) {
echo 'ジャンルか著者のアーカイブページです。';
}is_category() / is_tag() との違い
is_category()はデフォルトのカテゴリー（category）アーカイブページ専用is_tag()はデフォルトのタグ（post_tag）アーカイブページ専用is_tax()はそれ以外のカスタムタクソノミーに対応
つまり、is_tax() はカスタム分類に対応した汎用的な関数であり、カスタム投稿タイプと組み合わせて使う際に非常に有用です。
よくある用途・活用例
タクソノミーごとにテンプレートの見た目を変える
if ( is_tax( 'genre', 'comedy' ) ) {
get_template_part( 'template-parts/genre-comedy' );
}特定のタクソノミーでバナーを表示
if ( is_tax( 'campaign' ) ) {
echo '<div class="banner">キャンペーン中！</div>';
}注意点・よくあるミス
- 通常の投稿や固定ページでは
is_tax()は false を返します。 $taxonomyや$termの指定ミス（スペルミスや存在しない値）に注意- テンプレート階層との関係も重要です：
taxonomy-{taxonomy}.phptaxonomy.php
is_tax() を使って出し分ける際、テンプレートファイルとの整合性を意識しましょう。
公式ドキュメントへのリンク
詳細は以下の公式リファレンスを参照してください： https://developer.wordpress.org/reference/functions/is_tax/
まとめ
is_tax() はカスタムタクソノミーのアーカイブページを判定するために欠かせない条件分岐タグです。カスタム投稿タイプと組み合わせて利用すれば、より柔軟で洗練されたテーマカスタマイズが可能になります。
タクソノミーの種類やタームごとの見た目変更、特定条件での表示制御など、活用の幅は広いため、ぜひ積極的に使いこなしていきましょう。